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    Great Bed of Ware

    ウェアの大ベッド

    Must See

    Hans Vredeman de Vries(デザイン), 1590-1600頃

    ヴィクトリア&アルバート博物館 Room 57

    ウェアの大ベッド

    作品の概要

    ウェアの大ベッドは、1590年から1600年頃にイングランドのウェアで制作された、非常に大きな四柱ベッドです。

    幅3.26メートル、高さ2.67メートル、奥行3.38メートルと、当時としても異例のサイズで、少なくとも4組のカップルが同時に寝られると言われています。当初は宿屋の呼び物として作られ、旅人を惹きつける目的がありました。ウェアはロンドンから馬や馬車で1日ほどの距離にあり、ケンブリッジなど北方への旅の中継地点として宿屋が多く存在していました。

    彫刻は後期エリザベス朝様式で、ライオンやサテュロス(ギリシャ神話の半獣人)など、男性性や繁栄を象徴するモチーフや、アカンサスの葉(西洋美術で人気の植物モチーフ)、ストラップワーク(リボン状の装飾)が施されています。頭部や天蓋下に彫られた人物像にはもともと鮮やかな彩色が施され、キャンドルの光で見ると非常に華やかで圧倒的な存在感を放ったと考えられます。

    宿泊客は頭文字を刻んだり赤い蝋印を押す習慣があり、これらは現在もベッドポストやヘッドボードに残っています。

    このベッドは制作当初から有名で、ウィリアム・シェイクスピアの『十二夜』(1601年初演)で言及され、1609年にはベン・ジョンソンが『Epicoene』の中で「ウェアの大ベッド」と名指ししました。その華やかさと巨大さから、当時も現代も訪問者を魅了してきました。

    1931年にはヴィクトリア&アルバート博物館で、家具部門の年間予算の4倍にあたる£4,000で購入され、現在も博物館の最も重要なコレクションの一つとされています。ベッドクロスや天蓋の複製は現代のものですが、元の彫刻や装飾の豪華さを感じることができます。

    ここがポイント!

      • 幅3.26メートル以上の巨大なベッドで、4組以上が同時に寝られる
      • 後期エリザベス朝様式の華やかな彫刻と装飾、元は鮮やかに彩色されていた
      • シェイクスピアやベン・ジョンソンに言及されるなど、文化的・歴史的に有名