National Maritime Museum
羅針盤と星図の間に立てば、航海者の夢が波のように押し寄せてくる。世界を飲み込む大航海の始まりだ。
国立海事博物館は、グリニッジにある世界最大級の海事博物館で、イギリスの海軍史や航海、貿易、探検の歴史を幅広く紹介しています。ネルソン提督ゆかりの遺品や、帆船時代から現代に至るまでの船舶模型、航海計器、地図などが展示され、海洋大国としてのイギリスの歴史を物語ります。博物館は世界遺産「グリニッジ海事都市」の一部をなしており、すぐ近くには王立天文台やカティ・サーク号もあり、科学・歴史・文化を総合的に体験できるエリアとなっています。
国立海洋博物館を短時間で回るなら、まずこの3つ。 展示室の番号は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
Nelson, Navy, Nation ギャラリー
1805年のトラファルガー海戦でネルソンが着ていた実物の上着。左肩には、彼を撃った銃弾が貫通した穴がそのまま残っています。袖と裾には血の跡。歴史の教科書に出てくる出来事の物証がガラス一枚の向こうにあります。
英国の海洋史を、栄光の側面だけでなく奴隷貿易の加担者としての側面からも扱う常設展示。船倉の構造図や当事者の証言を含みます。
実物大のブリッジで船を操縦するシミュレーターや、貨物を積み込む体験型展示。海洋博物館でありながら子連れの滞在時間が長い理由がここにあります。
国立海洋博物館に着いたら、この順に見ていくと迷いません。 展示室の番号や配置は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
常設展示は無料です。同じグリニッジにある王立天文台は有料の別施設なので、まとめて「グリニッジの博物館」と考えていると料金の話で混乱します。こちらとクイーンズ・ハウスが無料、天文台とカティサークが有料という分かれ方です。
トラファルガーの海戦でネルソンが撃たれたときに着ていた軍服が、2階の Nelson, Navy, Nation ギャラリーにあります。左肩に開いた穴がそのまま残っていて、これが致命傷になりました。この館で最も静かに人が集まる展示ケースです。
入るとガラス屋根の広い空間に出て、そこから各ギャラリーへ分かれます。船の模型や大砲が置かれた開けた場所なので、子ども連れでも最初に走り回らせてから展示へ入れます。
芝生を挟んだ向かいの白い建物がクイーンズ・ハウスで、こちらも無料です。中央のチューリップ階段は、支柱なしで螺旋を描く英国初の構造として知られ、見上げた構図が写真によく写ります。海洋博物館だけ見て帰る人が多い場所です。
海洋博物館、クイーンズ・ハウス、天文台、カティサークが徒歩圏に集まっています。全部を回ると1日かかり、天文台へは丘を登ります。半日しかないなら、無料の2館か、天文台とカティサークかに絞るほうが疲れません。
船舶模型、海図、航海器具、絵画など200万点以上を収蔵する、海事分野では世界最大級の博物館です。入場は無料。隣接するクイーンズ・ハウス、グリニッジ天文台、カティサークと合わせて一日かけて回る構成になっています。
博物館を含むマリタイム・グリニッジ地区は1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。17世紀の建築群と、経度0度の基準点が同じ敷地にあることが評価されています。
Romney Road, Greenwich, London SE10 9NF
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ロンドンには無料で入れる館が多くあります。近くの館と組み合わせて回るのがおすすめです。