London Museum Docklands
古い波止場の空気が、砂糖やラム酒の匂いをまだ隠している。倉庫の壁は、帝国と港町の物語を今も囁く。
ドックランズ博物館はロンドン港とその周辺地域の歴史を専門に扱う無料の博物館です。建物は18世紀初頭に建てられたジョージアン様式の倉庫を改装したもので、館内では400年以上にわたる港湾と都市の発展を時系列で紹介しています。展示では、ロンドンの商業活動や貿易、船舶の歴史、港湾労働者の日常生活、そして奴隷貿易との関わりまで幅広くカバーされており、特に「London, Sugar & Slavery」ギャラリーでは、港湾都市がいかに奴隷貿易と結びついていたかを詳細に学ぶことができます。
ドックランズ博物館を短時間で回るなら、まずこの3つ。 展示室の番号は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
ロンドンが大西洋奴隷貿易にどう関わったかを扱う常設展示。ロンドンはかつて世界で4番目に大きい奴隷貿易港でした。140点以上の資料と当事者の証言で構成されており、この主題を常設で扱う英国唯一の展示です。砂糖倉庫だった建物の中でこれを見ることに意味があります。
薄暗い路地、居酒屋、船具店を実物大で再現した一角。19世紀の波止場周辺がどんな場所だったかを歩いて体験できます。子ども連れに人気の展示です。
1802年築の砂糖倉庫。グレードI指定の建造物で、太い木の柱と低い天井がそのまま残っています。カナリー・ワーフの高層ビル群のただ中に、200年前の倉庫が一棟だけ残っている風景も見どころです。
この倉庫が並ぶ西インド・ドックは1802年、カリブ海のプランテーション所有者と砂糖商人の主導で建設されました。つまり建物の存在自体が奴隷制の産物です。その建物で奴隷貿易の展示を行っている、という構造が意図的に選ばれています。
ロンドン博物館(London Museum)の分館で、入場は無料です。カナリー・ワーフで働く人以外にはあまり知られておらず、中心部の主要館に比べて格段に空いています。
No 1 West India Quay, Canary Wharf, London E14 4AL
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ロンドンには無料で入れる館が多くあります。近くの館と組み合わせて回るのがおすすめです。