British Library
開かれた頁の数だけ宇宙がある。マグナカルタにシェイクスピアの写本。ここは書物という形で保存された人類の夢の墓標だ。
大英図書館は、イギリス・ロンドンのキングス・クロス地区に位置する世界屈指の国立図書館です。約1億7000万点もの膨大な資料を収蔵し、そのコレクションは書籍や手稿、地図、新聞、音声資料、さらには古代の貴重な文献や歴史的な遺物まで多岐にわたります。ここでは、マグナ・カルタの原本やシェイクスピアの初版本、ダーウィンの手稿など、人類の知の歴史を感じさせる貴重な資料を間近に見ることができます。 設立は1973年ですが、その起源は英国の長い図書館史に根ざし、イギリス国内で出版されたすべての出版物を集める法定納本図書館としての役割も担っています。 英図書館は単なる書籍の保管場所にとどまらず、世界の知識と文化を未来へつなぐ重要な拠点として、その使命を果たしており、知識と文化の宝庫を肌で感じることができます。
大英図書館を短時間で回るなら、まずこの3つ。 展示室の番号は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
Treasures Gallery
1215年。現存する4部のうち2部をここで見られます。国王といえども法に従うという原則を初めて文書化したもので、後世の憲法思想の出発点になりました。羊皮紙に細かいラテン語が詰まっています。
Treasures Gallery
「A Hard Day's Night」「Yesterday」などの歌詞が、封筒の裏や紙切れに走り書きされた状態で展示されています。推敲の跡や書き損じがそのまま残っていて、名曲が生まれる瞬間の雑さが見えます。
Treasures Gallery
鏡文字で書かれたノート。左利きだったため右から左に書いたとも、内容を秘匿するためとも言われます。図と文字が同じ密度で紙面を埋めていく思考の様子が見て取れます。
大英図書館に着いたら、この順に見ていくと迷いません。 展示室の番号や配置は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
図書館そのものは研究者向けの施設で、観光で入れるのは展示室です。目当ての品はほぼすべて Treasures Gallery という1室にまとまっているので、広い建物を歩き回る必要はありません。入場は無料です。
1215年のマグナ・カルタ、グーテンベルク聖書、シェイクスピアのファースト・フォリオ、ジェイン・オースティンの草稿、そしてビートルズが封筒の裏に書いた歌詞が、同じ一室に並びます。800年の隔たりがある品を数歩で見比べられる展示は他にありません。
館の中心に立つガラスの塔には、ジョージ3世が集めた65,000冊が収められています。展示ケースではなく書架がそのまま建築になっていて、下から見上げると本の背が6層分続きます。閲覧証がなくても見られます。
2023年に受けたサイバー攻撃の影響で、一部のオンライン目録や利用者向けサービスがまだ完全には戻っていません。展示室・店・カフェは通常どおり開いています。資料を実際に閲覧する目的で行く場合は、事前に公式サイトで復旧状況を確認してください。
広場にうずくまってコンパスを構える巨大なブロンズ像は、パオロッツィがブレイクの描いたニュートンをもとに作ったものです。理性を讃える像に見えて、実は科学に還元することへの批判を込めた原画に基づいており、図書館の入口に置かれている意味が二重になっています。
法定納本制度により、英国とアイルランドで刊行された出版物は原則すべてこの図書館に納められます。蔵書は1億7,000万点を超え、毎年増え続けています。世界最大級の図書館である理由は、この制度にあります。
図書館の利用には登録が必要ですが、マグナ・カルタなどを展示する Treasures Gallery は誰でも無料で入れます。ユーストン・ロード沿いという立地の割に空いており、キングズ・クロス駅の待ち時間に寄れる展示です。
96 Euston Rd, London NW1 2DB
大英図書館を訪れた感想や、次に行く人へのアドバイスがあれば教えてください。
まだコメントはありません。最初の投稿をお待ちしています。
ロンドンには無料で入れる館が多くあります。近くの館と組み合わせて回るのがおすすめです。