物語の芯と見どころの紹介です。幕ごとのあらすじと結末は、 読みたい人だけが開ける形で下にまとめています。
ジャーナリストになりたいアンディは、その足がかりとして一流ファッション誌の編集部に職を得ます。上司は編集長ミランダ・プリーストリー。業界の頂点に君臨し、一言で人のキャリアを終わらせられる女性です。
理不尽な要求が飛んできます。無理な締切、不可能な調達、人格を否定する一言。そしてアンディは、それに応えられるようになっていきます。有能になるほど、彼女が失うものが増えていく。
音楽を書いたのはエルトン・ジョンです。この一点がこの舞台版最大の理由になっています。
映画の知名度で観に行く作品ですが、実際に観ると印象が変わるのはミランダの扱いです。単純な悪役として書かれてはおらず、その地位を保つために何を差し出してきたのかが終盤に示されます。
報道の世界を志して編集部に入った新人。仕事ができるようになるほど、元いた場所から遠ざかっていく。
業界の頂点に立つ編集長。声を荒らげずに人を追い詰め、その地位のために私生活を差し出してきた。
ミランダに心酔している第一アシスタント。パリ行きに人生を賭けている。
アンディを見捨てずに助言する古参。この業界を心から愛しており、それゆえに報われることを待っている。
料理人の恋人。変わっていくアンディを見ていることしかできない。
この舞台版が作られた最大の理由がここにあります。映画にはなかった楽曲が全編に書き下ろされており、映画のファンにとっても新しい体験になります。ミランダに与えられたナンバーが、映画では描かれなかった内面を担っています。
ファッション誌が舞台なので、衣装は演出の中心です。アンディが変わっていく過程が服装の変化だけで示され、場面転換のたびに舞台上の色が入れ替わります。台詞を追わなくても、彼女が今どの段階にいるかが視覚で分かる作りです。
座席数の多い大型劇場での上演です。ファッションショーの場面など、幅のある舞台を活かした演出が組まれています。通常の会話劇の劇場とは規模が違うので、後方席でも全体像は掴めます。
筋は映画とほぼ同じで、有名な場面も再現されます。日本でも広く知られた作品なので、予習の負担がありません。一方で楽曲は全て新しいため、知っている話を新しい音で観るという体験になります。
プラダを着た悪魔 を観る日を決めるための情報です。2026年8月時点。演出の改訂で上演時間が変わることがあるため、当日の予定は 公式サイトの案内も確認したうえで組んでください。
劇場が案内する推奨年齢です。入場制限とは限りません。
歌と台詞が交互に来る一般的な構成です。要点は歌で繰り返されることが多く、台詞を取りこぼしても筋を見失いにくくなっています。映画版と原作小説が日本でも知られています。ファッション業界を舞台にした早口のやりとりが持ち味で、その皮肉は聞き取れると格段に面白くなる部分です。
Ticketmaster の販売情報より。9月10日(木)時点。休演日や追加公演が変わることがあるため、購入前に公式サイトでご確認ください。
ほか 426 公演。
座席の選び方や最寄り駅はDominion Theatreの劇場ガイドにまとめています。