ロンドンの10月は、深まる秋の気配とともに文化イベントが一斉に活気づく月です。街路樹が色づき始め、BFIロンドン映画祭やフリーズ・ロンドンといった世界的な文化の祭典が街を彩ります。
月末に近づくにつれてハロウィンの装飾が街のショーウィンドウを埋め尽くし、大晦日さながらの高揚感が漂い始めます。秋の夜長を彩る多彩なイベントは、ロンドンならではの奥深い文化的魅力を感じさせてくれるでしょう。
イギリス最大級かつヨーロッパを代表する映画の祭典。世界中から集まった話題作のプレミア上映やレッドカーペットイベント、監督・俳優によるトークセッションなどが市内各所の劇場で開催される。2026年は第70回の節目を迎える。
おすすめポイント
2026年は第70回。250本以上が上映される
監督や俳優が登壇するQ&A付きの回がある
英語字幕なしの外国語作品も多く、英語が母語でなくても入りやすい回がある
訪問のヒント
話題作は発売直後に売り切れます。会員先行があるので一般発売日には残っていないことも。当日券の列に並ぶと入れる回があるので、諦めずに会場へ行く価値はあります。
リージェンツ・パークで開催される世界最大級の現代アート見本市。48カ国・地域からおよそ300のギャラリーが出展し、期間中はメイフェアの各ギャラリーでも関連展示が行われるなど、街全体がアートウィーク一色に染まる。
おすすめポイント
48か国から約300のギャラリーが出展する見本市で、美術館ではなく商談の場
公園内の彫刻展示 Frieze Sculpture は入場無料で誰でも見られる
会期中はメイフェアのギャラリーが揃って企画展を打つ
訪問のヒント
入場料が高いので、まず無料の Frieze Sculpture だけ見るという選択があります。会場内は商談が優先で、値札は基本的に出ていません。閉場間際は搬出が始まるため早めに。
トラファルガー広場で開催される光の祭典ディワリの祝祭イベント。伝統舞踊やライブ音楽のステージ、インド料理の屋台などが並び、入場無料で誰でも気軽に参加できる。ロンドンに根付く多文化共生の象徴的なイベントの一つ。
おすすめポイント
インド古典舞踊やライブのステージが一日中続く
菜食の屋台が並び、行列は昼過ぎに最も伸びる
ランゴーリー(色粉の床絵)作りなど参加できる催しがある
訪問のヒント
入場無料で予約も要りませんが、広場は昼過ぎから混みます。ステージ前で見たいなら午前中に。食べ物の屋台は現金のみのことがあります。
街中がオレンジと黒に染まる欧米最大級の秋の祝祭。ロンドン・ダンジョンをはじめとする観光アトラクションでは特別なホラー演出が行われ、パブやレストランでも仮装イベントが多数開催される。子ども向けのトリック・オア・トリートから大人向けの本格的なお化け屋敷まで楽しめる。
おすすめポイント
ロンドン・ダンジョンなどの観光施設が特別演出を出す
パブとクラブは仮装前提の催しが増える
住宅街のトリック・オア・トリートは地区差が大きい
訪問のヒント
英国のハロウィンは日本より子ども向けの色が濃く、渋谷のような路上の集まりはありません。大人向けの催しはチケット制が基本なので、当日ふらりと参加できるものは多くありません。
150年以上の歴史を誇る北ロンドン最大級の花火フェスティバル。ハロウィンにちなんだ花火・ドローンショーに加え、移動遊園地やドイツ風ビアフェスティバル、ライブ音楽なども同時開催され、家族で一日中楽しめる。
おすすめポイント
丘の上から打ち上げるため、ロンドン中心部の夜景を背景に見える
花火に加えてドローンショーが組まれる
ドイツ式のビアホールと移動遊園地が併設される
訪問のヒント
当日券より事前購入が安く済みます。丘を登るので歩きやすい靴が要ります。終演後は駅が非常に混むので、時間をずらすか一駅歩くのが楽です。