11月のロンドンは、花火の閃光とクリスマスの輝きが交錯する劇的な移行期を迎えます。月初のボンファイア・ナイトでは夜空に大輪の花火が打ち上がり、中旬にはロンドン新市長就任を祝う伝統のパレードが街を練り歩きます。
月の後半になると、リージェント・ストリートのイルミネーションやウィンター・ワンダーランドが次々とオープンし、街全体が一足早くクリスマスムード一色に染まっていきます。肌寒さが増す季節ですが、光と賑わいに満ちたロンドンの魅力を存分に味わえる時期です。
150年以上の歴史を誇る北ロンドン最大級の花火フェスティバル。ハロウィンにちなんだ花火・ドローンショーに加え、移動遊園地やドイツ風ビアフェスティバル、ライブ音楽なども同時開催され、家族で一日中楽しめる。
おすすめポイント
丘の上から打ち上げるため、ロンドン中心部の夜景を背景に見える
花火に加えてドローンショーが組まれる
ドイツ式のビアホールと移動遊園地が併設される
訪問のヒント
当日券より事前購入が安く済みます。丘を登るので歩きやすい靴が要ります。終演後は駅が非常に混むので、時間をずらすか一駅歩くのが楽です。
テムズ河畔を彩るロンドンでも指折りの美しいクリスマスマーケット。ロンドン・アイやビッグベンを望む絶好のロケーションに、手作り雑貨やアルパイン風シャレーの屋台が立ち並び、イルミネーションアートの展示も楽しめる。
おすすめポイント
ロンドン・アイとビッグ・ベンを望む川沿いに木造の屋台が並ぶ
入場無料で、通り抜けるだけでも成立する
屋内のサウスバンク・センターに逃げ込めるので雨でも動ける
訪問のヒント
入場無料のクリスマスマーケットとしては最も立地がよく、川沿いを歩く経路にそのまま組み込めます。夕方以降は人が増えるので、写真を撮るなら日没直後が空いています。
1605年の火薬陰謀事件に由来する、英国全土で祝われる伝統行事。ロンドン各地の公園で盛大な花火大会が催され、たき火を囲みながらソーセージなどの屋台グルメを楽しむのが定番。バタシー・パークやアレクサンドラ・パレスなど各地で前後の週末にかけて花火大会が続く。
おすすめポイント
1605年の火薬陰謀事件に由来し、たき火と花火で祝う
バタシー・パークやアレクサンドラ・パレスなど大規模会場は有料
前後の週末に分散して開催されるので11/5当日でなくても見られる
訪問のヒント
主要な花火大会は事前購入制で、当日券が出ないこともあります。無料で見られる小規模な催しもありますが、混雑と寒さは相応です。厚着で行ってください。
ロンドンで最も華やかなクリスマスイルミネーションの点灯式。名物の天使のオブジェを含む装飾がリージェント・ストリート全体を彩り、点灯後は翌年1月上旬まで毎日ライトアップされる。著名人によるカウントダウンセレモニーも例年の恒例行事。
おすすめポイント
点灯式の日は通りが歩行者天国になる
点灯後は翌年1月上旬まで毎晩点灯するので、式に行けなくても見られる
天使をかたどった装飾が通りの全長にわたって並ぶ
訪問のヒント
点灯式当日は身動きが取れないほど混みます。イルミネーション自体は1月上旬まで毎晩点いているので、式を外して平日の夜に行くほうが落ち着いて見られます。
戦没者を追悼する英国の重要な記念日。ホワイトホールの戦没者記念碑(セノタフ)では国王臨席のもと献花式典が行われ、退役軍人によるパレードが執り行われる。街中では真紅のポピー(ひなげし)を身につけた人々の姿が見られる。
おすすめポイント
国王臨席のもと11時に2分間の黙祷が捧げられる
退役軍人の行進が式典後に続く
赤いポピーを身につける習慣が街全体に見られる
訪問のヒント
式典は追悼の場であって観光の催しではありません。見学する場合は静かに振る舞ってください。ホワイトホール周辺は早朝から交通規制が入り、沿道の場所取りは7時台から始まります。
ロンドンで最も優雅なアイススケートリンクの一つ。ネオクラシック様式の壮麗な中庭に特設リンクが登場し、夜はライトアップされ幻想的な雰囲気に包まれる。周辺にはクリスマスマーケットの屋台も並ぶ。
おすすめポイント
18世紀の新古典様式の中庭にリンクが張られる
夜はライトアップされ、昼とはまったく違う場所になる
滑らずに敷地へ入って眺めるだけなら無料
訪問のヒント
チケットは9月に発売され、週末の夜から埋まります。滑らないなら予約なしで中庭に入れるので、コートールド・ギャラリーとあわせて寄るのが効率的です。
キュー王立植物園を舞台にした光のイルミネーショントレイル。園内の巨木や温室が幻想的な光で照らされ、約1.5マイルにおよぶ散策路を歩きながら冬の植物園ならではの光景を楽しめる。
おすすめポイント
約1.5マイルの光のトレイルを歩いて回る
温室と巨木が照らされ、昼間の植物園とは別の見え方になる
16:20以降の時間指定制で、日中の入園とは別のチケット
訪問のヒント
毎年売り切れるので、行くと決めたら早く押さえてください。屋外を1時間以上歩くうえ11月以降のロンドンの夜は冷えます。日中の植物園とは別料金である点に注意。
800年以上の歴史を持つシティ・オブ・ロンドンの伝統パレード。新しく選出されたロード・メイヤー(市長)を祝う馬車行列や華やかなフロート、マーチングバンドがマンション・ハウスからロイヤル・コーツ・オブ・ジャスティスまで練り歩く。夜には花火で締めくくられる。
おすすめポイント
800年以上続く行列で、11:00に始まる
3マイルの経路を7,000人以上が馬車と山車で進む
夕方にテムズ川で花火が上がる
訪問のヒント
沿道はどこでも無料で見られますが、良い位置は9時台から埋まります。行列は同じ経路を往復するので、一度見逃しても戻りを待てます。11月中旬の朝は冷えます。
クリスマスシーズン真っ盛りのロンドンを象徴する一大イベント。12月は年間を通じて最も混雑するピーク期を迎え、大観覧車からの夜景やスケートリンク、グリューワイン片手に楽しむマーケット巡りが定番の過ごし方となる。
おすすめポイント
入場券と乗り物代が別で、園内で使う額のほうが大きくなりやすい
11月の月〜木には£1の入場枠が出ることがある
観覧車とスケートリンク、屋内のビアホールが主要な集客装置
訪問のヒント
12月の週末夕方が最も混み、入場制限がかかります。11月中の平日に行けば同じ内容をはるかに空いた状態で回れます。入場は事前予約制なので当日券をあてにしないこと。