2月のロンドンは まだ肌寒さが残るものの、街全体が一気に華やかさを増す季節です。 チャイナタウンでは春節を祝う龍舞と獅子舞が舞い、ウエストエンドではファッションウィークと映画賞シーズンが重なり合い、世界中から注目が集まります。
ラグビー熱が高まるシックス・ネイションズ、恋人たちを祝うバレンタイン、そしてキュー・ガーデンズを彩る蘭の花々——寒さの中にも多彩な色と熱気があふれる、ロンドンらしい2月が待っています。
イングランド代表がトゥイッケナム(アリアンツ・スタジアム)でホームゲームを戦う ヨーロッパ最高峰のラグビー国別対抗戦。2026年はウェールズ戦(2月7日)とアイルランド戦(2月21日)がロンドンで開催され、スタジアム周辺は熱狂的なファンで埋め尽くされる。
世界最大級の植物園キュー・ガーデンズを彩る蘭の祭典が30周年を迎える。2026年は中国の生物多様性をテーマに、蘭で作られたドラゴンやパンダ、鯉のオブジェが温室いっぱいに展示される。厳寒期の屋内で南国の華やかさを堪能できる人気イベント。
恋人たちのための特別な日。レストランでは特別ディナーコースが用意され、劇場やミュージカルではカップル向けの特典が登場する。テムズ川沿いのディナークルーズなど、ロマンチックな体験を求めるカップルで街が賑わう。
2026年は 午年(うまどし)を祝う旧正月。実際の元日は2月17日だが、チャイナタウンとトラファルガー広場での大規模な祝賀行事は週末に開催される。2月21日はチャイナタウン各所で獅子舞、2月22日午前10時からはトラファルガー広場を出発するパレードと終日のステージイベントが繰り広げられる。
イスラム教の 断食月ラマダンの始まり。イースト・ロンドン・モスクをはじめ市内のモスク周辺では夜間の礼拝や食事会(イフタール)が行われ、多文化都市ロンドンならではの雰囲気を感じられる。正確な開始日は月の観測により前後する。
パリ、ミラノ、ニューヨークと並ぶ 世界四大コレクションの一つ。2026年2月はAW26(2026-27年秋冬コレクション)を発表する回で、市内各所のランウェイに国内外のトップデザイナーやセレブリティが集結する。一般向けの展示やイベントも開催される。
英国アカデミー賞の映画部門授賞式。2026年はロイヤル・フェスティバル・ホールを会場に開催され、レッドカーペットには世界中の映画スターが集結する。オスカーの前哨戦としても注目度が高く、周辺エリアは報道陣とファンで大いに賑わう。
英国現代美術を代表するトレイシー・エミンの、過去最大規模となる回顧展。2月27日に始まり、8月31日で会期終了となるため、8月がラストチャンスとなる。
自身のベッドをそのまま提示した『My Bed』でターナー賞候補となり、露悪的とも評された作風で知られるが、近年は大病を経て描かれた絵画作品で再評価が進んでいる。ネオン、ドローイング、刺繍、彫刻まで、40年近い活動を通してたどる構成。
おすすめポイント
8月31日で閉幕。2026年夏の滞在なら見逃せないタイミング
テート・モダン史上最大規模のエミン回顧展
常設コレクションは無料なので、特別展と合わせて半日過ごせる
ミレニアム・ブリッジでセント・ポール大聖堂側と徒歩で行き来できる立地
訪問のヒント
会期末は混雑するため、オンラインで時間指定のチケットを事前確保するのが確実。作品の性質上、性的な主題を扱うものが含まれる。