3月の肌寒さが和らぎ、ハイドパークやセントジェームズ・パークが春の花で彩られる4月。イースターの連休には家族連れで賑わい、教会のミサからエッグハントまで、伝統行事が街の各所で催される。
月半ばにはシク教徒の新年を祝うヴァイサキ祭やイングランドの守護聖人を祝うセント・ジョージズ・デーなど、ロンドンの多文化性を象徴する祭典が相次ぐ。締めくくりは4万人以上が参加するロンドンマラソンで、街全体が声援に包まれる1ヶ月となる。
英国現代美術を代表するトレイシー・エミンの、過去最大規模となる回顧展。2月27日に始まり、8月31日で会期終了となるため、8月がラストチャンスとなる。
自身のベッドをそのまま提示した『My Bed』でターナー賞候補となり、露悪的とも評された作風で知られるが、近年は大病を経て描かれた絵画作品で再評価が進んでいる。ネオン、ドローイング、刺繍、彫刻まで、40年近い活動を通してたどる構成。
おすすめポイント
8月31日で閉幕。2026年夏の滞在なら見逃せないタイミング
テート・モダン史上最大規模のエミン回顧展
常設コレクションは無料なので、特別展と合わせて半日過ごせる
ミレニアム・ブリッジでセント・ポール大聖堂側と徒歩で行き来できる立地
訪問のヒント
会期末は混雑するため、オンラインで時間指定のチケットを事前確保するのが確実。作品の性質上、性的な主題を扱うものが含まれる。
キリストの復活を祝う 英国最大級の春の祝祭。聖金曜日(Good Friday)には多くの商店が休業し、教会では特別礼拝が行われる。イースター・サンデーからマンデーにかけては、王立公園でのエッグハントやチョコレート菓子の販売など家族向けイベントが各地で開催される。
オックスフォード大学とケンブリッジ大学の対抗ボートレース。テムズ川のパトニーからモートレイクまでの約6.8kmを漕ぎ抜く、1829年から続く伝統の一戦。沿岸には多くの観客が詰めかけ、無料で観戦できる春の名物イベント。
シク教徒の新年とカルサ(Khalsa)創設を祝う祭典がトラファルガー広場で開催。伝統舞踊バングラのパフォーマンス、音楽、無料の屋台料理(ランガル)などが楽しめ、ロンドンの多様な文化を体感できる入場無料のイベント。
イングランドの守護聖人セント・ジョージにちなむ祝祭がトラファルガー広場で開催(実際の記念日は4月23日)。屋台グルメが並ぶ「Feast of St George」やモリス・ダンス、パーリー・キング&クイーンの登場など、イングランドらしい文化に触れられる無料イベント。
世界最大規模の市民参加型マラソン大会の一つ。ブラックヒースをスタートしバッキンガム宮殿前のザ・マルをゴールとする42.195kmのコースを、エリート選手からチャリティランナーまで約5万人が駆け抜ける。沿道の声援も見どころ。