NBAロンドン開催を前にバスケットボール支援を強化 市が150万ポンドを追加投資
2026年1月16日
NBAのロンドン再開催を控え、ロンドン市がバスケットボール施設や育成事業に総額150万ポンドを投資。若者の参加機会拡大と、地域に根ざした長期的レガシー創出を目指す。
ロンドンのバスケットボール環境が、NBAのロンドン再開催を前に大きく強化される。
ロンドン市長のサディク・カーン卿は、市内のバスケットボール施設や育成事業を対象に、150万ポンド(約3億円)規模の追加投資を行うと発表した。
NBAロンドン復活に合わせた投資
NBAは1月18日にロンドンへ戻り、オーランド・マジック対メンフィス・グリズリーズの一戦がO2アリーナで開催される。
これは、2019年以来となるロンドンでのNBA公式戦だ。
今回の投資は、昨年設立されたロンドン市長直属のバスケットボール・タスクフォースがまとめた報告書「State of Play」の提言に基づくもので、競技の普及と支援体制の強化を目的としている。
地域コート整備のための新基金
市は、新たに**Facilities Development Fund(施設整備基金)**を設立し、市内各地のコミュニティ・バスケットボールコートの改修やアップグレードを進める。
これにより、より安全で利用しやすく、魅力的なプレー環境を整備する狙いだ。
また、市庁舎はロンドン・マラソン財団とも協議を進めており、基金の効果を最大化したい考えを示している。
「NBA Court Time」:£1で参加できる新プログラム
2月から4月にかけて、GLLが運営する複数のレジャーセンターで、1ポンドで参加できる屋内バスケットボール・セッション「NBA Court Time」が実施される。
- 対象:若者・大人
- 内容:男女混合セッションに加え、女性限定セッションも用意
- 今後:2026年春以降も恒常的なプログラムとして継続予定
若手コーチ育成にも100万ポンド
市が実施するLondon Coaches Programme(Basketball EnglandとNBAが協力)は、100万ポンドの延長支援を受ける。
このプログラムにより、
- 新たに180人のコーチを育成
- 90人に雇用またはインターン機会を提供
- 5万人以上の若者にリーチ
する見込みだ。
学校向け「Jr. NBA 3v3」大会も拡大
さらに、市とタスクフォースは、ロンドン全域でのJr. NBA 3v3スクール大会を支援する。
昨年の試験実施では、174校の中等学校が参加し、全ロンドン区が網羅された。
複数の学校では、その後週1回のバスケットボールクラブが新設されたという。
NBA側も歓迎
NBA欧州・中東地域のマネージングディレクター、ジョージ・アイヴァゾグルー氏は、
「市長と協力し、ロンドンの若者や地域社会に長期的な影響をもたらす機会を創出できることを誇りに思う」
とコメントした。
NBAによれば、1月18日のロンドン開催に関連する育成プログラム全体で、12〜16歳の若者5,000人以上が、クリニックやコーチング、地域イベントを通じて支援を受ける見通しだ。
“一過性ではないレガシー”へ
今回の投資は、単なるNBAイベント対応ではなく、ロンドンにおけるバスケットボールの持続的成長を見据えたものだ。
市は、競技機会の拡大と安全な施設整備を通じて、次世代に残るスポーツ文化の構築を目指している。