2026年、ロンドンを大きく変える9つの大型開発プロジェクト
2026年1月5日
2026年のロンドンでは、新美術館、巨大複合施設、公共ガーデン、ホテル、音楽ベニューなどが相次いで開業予定。街の景色と暮らし方を変える注目の9プロジェクトをまとめた。
ロンドンは常に変化し続けている。交通網のアップグレード、新しい住宅やコミュニティ空間の誕生、そして文化的な新スポットの開業。
**2026年は、その変化がとりわけ“目に見える年”**になりそうだ。
ここでは、今後12か月でロンドンの街並みや過ごし方を大きく変える、注目の大型開発9選を紹介する。
1. V&A East Museum(クイーン・エリザベス・オリンピック・パーク)
2025年にオープンしたV&A East Storehouseに続き、2026年4月18日に新ミュージアムが開館。
無料の常設ギャラリー2つに、500点以上のアート、建築、デザイン、パフォーマンス、ファッション作品を展示。
初回展「The Music is Black: A British Story」では、ブラック・ブリティッシュ音楽が英国文化に与えた影響を紹介。
ジョーン・アーマトレーディングの子ども時代のギターや、Little Simzの衣装、Dennis Morrisらの写真作品が並ぶ。
2. Tate Britain Clore Garden(ミルバンク)
テムズ川沿いに誕生する新しい公共ガーデン。
Tate BritainがガーデンデザイナーのTom Stuart-Smith、王立園芸協会と協力し、野生動物用の池、再利用素材の小径、多様な植物を備えた緑地を整備。
美術館来館者だけでなく、地域住民の憩いの場としても機能する予定。
3. Prince Charles Cinema 上階ホステル(レスター・スクエア)
2025年に存続が危ぶまれた名物映画館の上階4フロアが、約230床のホステルに転用される。
個室ではなく“スリーピングポッド”型で、手頃価格&高品質を目指す設計。
工事は進行中だが、開業日は未定。
4. Olympia 再開発(ケンジントン)
総額13億ポンドを投じた大規模改修が、2026年についに本格稼働へ。
14エーカーの敷地に、
- ホテル2軒
- 新劇場
- 4,000人収容の音楽アリーナ
- 30以上の飲食施設
が集結。アリーナは春開業予定だが、全体完成は2027年見込み。
5. Hammersmith & Fulham Civic Campus(キングス・ストリート)
修復されたアールデコ様式の市庁舎を中心にした新公共ハブ。
204戸の住宅、公共広場、5スクリーン映画館、コンサート&劇場ホール、ギャラリー、飲食店、公共アートを含む。
2026年初頭から段階的に開業し、一般公開は3月予定。
6. London Museum(スミスフィールド)
旧Museum of Londonが改名・移転し、London Museumとして再始動。
旧鉄道倉庫の地下ギャラリーや、列車が走る様子を見下ろせる“市場の塩倉庫の窓”など、現代ロンドンとの接続を意識した設計。
2026年後半開館予定。初回展示内容は未発表。
7. Jazz Cafe East(ストラトフォード)
1896年建築のRex Theatreが、長い空白期間を経てJazz Cafe Eastに。
カムデンの名門Jazz Cafeの姉妹店として、東ロンドンの新たな音楽拠点になる。
8. Trocadero(コヴェントリー・ストリート)
象徴的なTrocaderoビルが、2階建てのカジノ&レストランに転用。
ルパート・ストリートとコヴェントリー・ストリートに新たな入口を設け、2026年秋開業予定。
9. St. Clement Hotel(テムズ川沿い)
Soho House創設者ニック・ジョーンズによる新ホテル。
90室の客室、15のアパートメント、ジム、ルーフトップ・レストランを備え、2026年中の開業が予定されている。
2026年は「ロンドンの使い方」が変わる年
美術館、音楽、緑地、宿泊、エンタメが一気にアップデートされる2026年。
観光客にとっても、住民にとっても、ロンドンの“過ごし方”そのものが再定義される一年になりそうだ。