ロンドン観光の新常識?木曜夜が“新しい金曜日”になった理由
2026年1月4日
ロンドンではハイブリッドワークの定着により、週末の混雑パターンが変化。近年は金曜よりも木曜夜の方が観光地やナイトライフが混み合う傾向が強まっており、旅行者は日程調整が重要になっている。
ロンドン観光といえば「週末が一番混む」というイメージが根強い。しかし2026年に入り、その前提が大きく揺らいでいる。
いまロンドンでは、**木曜夜が“新しい金曜日”**として最も混雑する時間帯になりつつある。
背景にある「ハイブリッドワーク」の定着
この変化の大きな要因は、**ハイブリッドワーク(在宅と出社の併用)**の定着だ。
パンデミック以降、ロンドンでは多くのオフィスワーカーが金曜日を在宅勤務に充てるようになり、シティ、ウェストミンスター、カナリー・ワーフといったビジネス街では、金曜日の日中の人出が明らかに減少している。
一方で、木曜夜は様相が一変する。
「翌日は在宅」「週末気分に入りたい」という心理から、仕事終わりの一杯や会食、観劇を木曜日に前倒しする人が急増。
その結果、18時〜21時の木曜夜が、平日の中で最も活気のある時間帯になっている。
観光客にとっての影響:木曜夜は要注意
この新しい流れは、観光客にとっても無関係ではない。
木曜夜には、ソーホー、コヴェント・ガーデン、ピカデリー・サーカス周辺のパブやバー、レストランが地元客で埋まりやすく、想像以上の混雑に直面することがある。
「平日だから空いているだろう」と木曜夜に予定を詰め込むと、
・入店待ち
・劇場周辺の人混み
・移動時間の増加
といったストレスに繋がりやすい。
静かに楽しみたいなら、狙い目は月曜・火曜
混雑を避けたい旅行者には、月曜や火曜の観光がおすすめだ。
- ロンドン塔
- 大英博物館
- バッキンガム宮殿
といった主要観光地は、この時期の週前半の方が来場者が少なく、落ち着いて回れる傾向がある。
それでも金曜夜は“終わっていない”
とはいえ、金曜夜が完全に静かになったわけではない。
Fabric や Ministry of Sound などの大型クラブ、ライブハウス、ミュージカルや演劇は、依然として金曜夜がピーク。
また、金曜夜はレストランの予約が集中しやすく、「特別な食事」を楽しみたい観光客には依然として人気だ。
さらに、金曜の午前〜昼はオフィス街が比較的空いているため、
- ウェストミンスター
- 国会議事堂周辺
- ビッグ・ベン
- セント・ポール大聖堂
などの散策には最適な時間帯となっている。
観光プランは「曜日感覚のアップデート」が鍵
ロンドンの働き方の変化は、観光のリズムそのものを変えつつある。
かつての「週末=混雑」という単純な図式は通用しなくなり、木曜夜という新たなピークを意識した計画が必要だ。
- 静かに観光したい → 月・火+金曜昼
- ロンドンらしい夜を体験したい → 木曜夜にあえて参加
この“新しい週のリズム”を理解することで、混雑に振り回されず、より満足度の高いロンドン滞在が実現できるだろう。