ロンドンの殺人発生率が低下?統計は“10年ぶり低水準”、でも年明け早々に捜査も動く
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    ロンドンの殺人発生率が低下?統計は“10年ぶり低水準”、でも年明け早々に捜査も動く

    2026年1月2日

    ロンドンでは「殺人発生率が低下し、長期的には改善傾向」とするデータが出る一方、年末年始には刺傷事件や致死衝突などの捜査が進行中。統計の見方と、直近の主な事件・論点を整理する。

    ロンドンの殺人(homicide)をめぐっては、長期的な改善を示す数字と、年末年始の痛ましい事件が同時に語られる状況になっています。ここでは、提示された情報をもとに、要点を整理します。

    統計:下がっている、という話

    • 2025年後半に、ロンドン市長室の治安関連組織(MOPAC)が公表した報告として、**「負傷を伴う暴力犯罪(violent crime leading to injury)がロンドン32区すべてで減少」**したとされています。
    • 殺人については、2024年のロンドンの発生率が人口10万人あたり約1.2で、「10年ぶりの低水準」とする説明が出ています。
    • 国際比較として、ロンドン(1.2)はパリ(1.4)、ブリュッセル(3.2)、ニューヨーク(4.0)より低い、という主張が示されています。
    • 25歳未満の被害者に関しては、**2024年に「20年以上で最も低い水準」**になったとされ、ロンドン暴力削減ユニット(VRU)の取り組みが功績として挙げられています。

    それでも“ゼロ”ではない:年末年始の捜査

    統計が下向きでも、個々の事件は別問題です。年末(2025年)から年明け(2026年)にかけて、ロンドン警視庁(Met)は複数の捜査を進めています。

    ルイシャム:大晦日の刺傷事件(捜査中)

    • 2025年12月31日、ルイシャム区のGrove Street(Rotherhithe付近)で、胸部を刺された男性が見つかり致命傷となったとされています。
    • 当時点で逮捕者なし、という説明が添えられています。

    ウィルズデン:致死的な車両衝突で“殺人”として起訴

    • ウィルズデンでの死亡事故をめぐり、**Shakaine Dwyer(29)**が殺人で起訴されたとされています。
    • 被害者はRuben Nunes。警察は「故意の可能性」を示唆している、という説明です。

    マイダ・ヴェイル:刺傷事件で起訴(捜査継続)

    • Tollgate Gardens(Tollgate House)での刺傷事案について、捜査が継続し、容疑者がクリスマスイブにかけて起訴されたとされています。

    ロンドンの殺人はどういう特徴がある?(提示情報の整理)

    • 凶器:ロンドンの殺人の約46%で「刃物などの鋭利な器具」が関係するとされています。
    • 関係性:家庭内では女性被害者は配偶者・元配偶者が加害者になりやすい一方、男性被害者は知人関係や路上暴力の文脈が多い、とされています。
    • 地域差:全体としては減っても、Lambeth / Greenwich / Haringey などではギャング関連の集中が相対的に目立つ、という見立てが示されています。

    追いかけるなら:情報源の当たりどころ

    • 公式の進捗(アピール・起訴・公判など):Met Police News
    • 警察対応が関わる事案の監察:IOPC(Independent Office for Police Conduct)