ロンドン・シティ空港、2026年から送迎有料化へ ついに“無料ドロップオフ”終了
2025年12月29日
ロンドン・シティ空港は2026年1月から、空港送迎に新たなドロップオフ料金を導入すると発表した。最大5分まで8ポンドが課され、他のロンドン主要空港と足並みを揃える形となる。
ロンドン・シティ空港、ドロップオフ料金を初導入
**ロンドン・シティ空港(LCY)**は、2026年1月から空港での車による送迎(ドロップオフ)に対し、初めて料金を導入すると発表した。これにより同空港は、すでに有料化を実施しているヒースロー、ガトウィック、スタンステッド、ルートンの各空港に加わることになる。
空港側の発表によると、2026年1月6日から、ドロップオフは**最初の5分まで8ポンド(約10ドル)**が課金される。
5分を超えると、1分ごとに1ポンドが追加され、最大滞在時間は10分までとされている。
なお、ブルーバッジ(障がい者用駐車許可証)を持つ利用者は免除される。
公共交通利用を促進する狙い
ロンドン・シティ空港の広報担当者は、次のように説明している。
「今回の措置は、より多くの利用者に公共交通機関や持続可能な移動手段を使ってもらうための取り組みの一環です。すでに当空港の利用者の約3分の2は、公共交通を利用しています」
また、ライセンスを持つタクシーやブラックキャブを免除対象とする案も検討されており、職業ドライバーに負担がかからないよう配慮される見通しだ。
タクシーメーターへの組み込みも検討
ロンドン交通局(TfL)は、空港での料金体系に関する年次パブリック・コンサルテーションを実施予定で、ロンドン・シティ空港のドロップオフ料金をタクシーメーターに正式に組み込む案もその中に含まれている。
この仕組みは、すでに他の主要ロンドン空港では合意済みの方式だという。
他空港のドロップオフ料金
現在、ロンドン周辺の主要空港では以下の料金が適用されている。
- ヒースロー空港:進入ごとに6ポンド
- ガトウィック/スタンステッド/ルートン空港:7ポンド
- ガトウィック空港:2026年1月6日から最低料金を10ポンドに引き上げ予定
賛否分かれる空港ドロップオフ有料化
空港でのドロップオフ料金は、長年無料だったこともあり、利用者から反発の声が上がりやすい施策だ。一方、空港側は「公共交通の利用促進」や「周辺道路の渋滞緩和」を理由に、有料化の正当性を主張している。
ロンドン・シティ空港の導入により、ロンドンの主要空港では事実上すべてで送迎が有料となる。