ロンドン発着の英国航空会社、経営危機で全便運休の可能性

Eastern Airwaysは、ロンドン・ガトウィックとニューキーを結ぶ便を含む全ての運航を停止し、チケット販売も停止したと報じられた。航空会社は現状、破産回避のために**管理者任命の意向通知（notice of intention to appoint an administrator）**を提出しており、10営業日間、債権者から保護される形となっている。

同社は1997年に設立され、当初はハンバーサイドとアバディーン間の1路線のみで油田産業向けに運航を開始。その後、ニューヨークやニューキー、マン島、ロンドンシティ空港などへ路線を拡大してきた。

さらに、Eastern Airwaysは欧州でスポーツチーム向けチャーター便提供において“ナンバーワン”を謳っており、プレミアリーグのフットボールチームも顧客に含まれていた。航空機はリース会社に返却済みとされ、これにより運航再開の目処は不透明である。

直近では、ニューキーとロンドン・サウスエンド空港間や、ハンバーサイド・ティーズサイドとジャージー間の季節運航を発表していたが、現時点で全て停止している。

フライト運行再開や会社存続の見通しは未定で、関係者や利用者は最新情報を注視する必要がある。