フォートナム&メイソン本店が20年ぶりの大改革 ― ダ・ヴィンチに着想を得た“二重らせん階段”が誕生
2025年10月28日
ロンドン・ピカデリーの老舗百貨店フォートナム&メイソンが、20年以上ぶりとなる大規模建築プロジェクトを発表。ベン・ペントリース・スタジオが設計した“二重らせん階段”は、レオナルド・ダ・ヴィンチの設計思想を現代に再現した壮麗な建築作品となっている。
ロンドン・ピカデリーのフォートナム&メイソン本店が、過去20年で最大の建築的刷新を遂げた。新たに登場したのは、レオナルド・ダ・ヴィンチの設計に着想を得た“二重らせん階段”。この大胆な建築プロジェクトは、**ベン・ペントリース・スタジオ(Ben Pentreath Studio)**との共同で実現された。
この三層構造の階段は、まるでDNAのように二つの螺旋が絡み合う形をしており、見た目は一つの構造体に見えても、実際には互いに独立した二つの階段が互いを包み込むように設計されている。その光学的な錯覚と工学的精密さの融合が、この作品を際立たせている。
「この二重らせん階段は、技術的な驚異であると同時に、人間的な温もりを宿したデザインです」と建築家ベン・ペントリースは語る。「精密なエンジニアリングと最高峰の職人技を結びつけ、永遠性を感じさせる構造を目指しました。」
階段はサセックスで手作業によって製造され、完成までに2年を要した。建物の内部で組み立てられる前に、セクションごとに構築され、3,000を超える手鍛造の金属装飾が施されている。各パーツは熟練のブラックスミスによって一つひとつ鋳造され、木製のステップとライザー、手すりに埋め込まれた照明、繊細な漆喰細工が空間全体を彩る。
また、デザイン全体は3Dモデリングによって精密に設計され、歴史ある建物の構造に完全に調和するよう計算されている。
「この階段は、フォートナム&メイソンという象徴的な場所に、建築的な品格と喜びを取り戻すものです」とペントリース氏は付け加えた。
まさに“買い物をしながら芸術を体験する”場所。フォートナム&メイソン本店は、クラフトマンシップと建築美を融合させたこの**新たな“建築の奇跡”**で、訪れるすべての人に新しい感動を与えている。