英国で天気がぐずつく理由:ドゥンケルフラウテ事象(高気圧性グルーム)
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    英国で天気がぐずつく理由:ドゥンケルフラウテ事象(高気圧性グルーム)

    2025年10月15日

    最近の英国の天気がどんよりしているのは、気象現象「高気圧性グルーム(anticyclonic gloom)」の影響によるもの。高気圧による空気の沈降と温度逆転が、雲や湿気を地表付近に閉じ込め、長期間日差しの少ない天気が続く。

    英国の天気が最近灰色でどんよりしているのは、**高気圧性グルーム(anticyclonic gloom)**と呼ばれる気象現象が原因です。

    ■ アンチサイクロン性の曇天とは

    • 高気圧が支配すると空気が沈み、圧縮と温暖化が起きます。
    • この沈降運動により、湿気や雲が地表付近に閉じ込められます。
    • **温度逆転(temperature inversion)**が発生し、地表付近に冷たい空気、上層に暖かい空気が存在することで、雲が抜けにくくなります。
    • 太陽の光が弱い時期や風が少ない場合、雲が長時間消えず、夜間には湿気が凝結して霧雨や雲の厚化が見られることもあります。

    ■ 影響と例

    • 高い大気汚染レベルが発生しやすく、粒子状物質も閉じ込められます。
    • 歴史的には、1952年の**大スモッグ(Great Smog)**は極端な例です。
    • 前回顕著だったのは2024年11月上旬で、英国の多くの地域でほとんど日照が記録されませんでした。

    ■ 今後の見通し

    気象予報によると、日曜日以降は西から雨と風を伴う天気が入り、しばらく続く高気圧性グルームは収まる見込みです。