ロンドンのコートールド美術館・学院、史上最大3,000万ポンドの寄付を受領
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    ロンドンのコートールド美術館・学院、史上最大3,000万ポンドの寄付を受領

    2025年10月14日

    ロンドンのコートールド美術館・学院が、リューベン財団から**3,000万ポンドの寄付**を受けた。設立93年で最大の寄付額であり、美術館はこれを長期的なパートナーシップの始まりと位置づけ、コレクションの展示や企画支援に活用する。

    ロンドンのコートールド美術館・学院(Courtauld Institute and Gallery)は、設立93年で最大となる3,000万ポンドの寄付を受けた。この寄付は、英国の富豪で不動産王のデイビッド・リューベンサイモン・リューベン兄弟の慈善活動組織、**リューベン財団(Reuben Foundation)**から行われたもの。

    同美術館は、この寄付を長期的なパートナーシップの始まりと位置付け、リューベン家の豊富な美術コレクションを通じた展示や企画の支援に活用する方針だ。コートールド美術館のマーク・ハレット館長は声明で、「リューベン財団との提携は当館の歴史における画期的な瞬間であり、新たな世紀に向けてさらなる野心と目的意識をもたらす」と述べている。

    リューベン財団は2002年設立の英国の慈善団体で、医療、教育、地域社会の発展を国内外で支援している。過去にはロンドンのデザインミュージアムやインペリアル・ウォー・ミュージアムへの支援実績がある。リューベン兄弟は最新のサンデータイムズ長者番付で2位、総資産269億ポンドとされ、1990年代初頭にロシアのアルミニウム産業で初の財を築いた。現在はロンドンの不動産帝国を支配し、歴史的建造物アドミラルティ・アーチを高級ホテルに改装中だ。

    リューベン財団の理事でサイモン・リューベンの娘リサ・リューベンは、「コートールドの卓越した歴史を基盤に、野心的な発展計画を支援できることを嬉しく思う」とコメントしている。コートールドの他の支援者には、ウクライナ出身の実業家サー・レナード・ブラヴァトニクや、Bet365創業者のデニース・コーツも含まれる。

    過去10年間でコートールドは、創立100周年を見据えた大規模キャンペーンと学術棟の改修のために1億1,500万ポンドを調達しており、改修完了にはさらに6,500万ポンドが必要と見込まれている。学生は2018年末に建物を退去し、一時的にキングス・クロス近くのヴァーノン・スクエアに移転していた。新キャンパスは2029年の開設予定だ。

    今回の寄付は、ロンドン・ナショナル・ギャラリーが先月受けた各1億5,000万ポンドの寄付2件に続く、英国のフィランソロピーにおける最新の記録的支援となる。