12月から英国パスポートが刷新 国王の紋章入りデザインに変更
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    12月から英国パスポートが刷新 国王の紋章入りデザインに変更

    2025年10月12日

    英国内務省は、2025年12月から新しいデザインの英国パスポートを導入すると発表した。新パスポートにはチャールズ国王の紋章が表紙に刻まれ、国内4地域の自然風景をあしらったページデザインと最新の偽造防止技術が採用される。

    英国の内務省(Home Office)は、2025年12月から発行される新しいパスポートに、チャールズ国王の**紋章(King’s coat of arms)**を表紙に採用すると発表した。新デザインは過去5年間で初めての全面刷新となり、「これまでで最も安全なパスポート」と称されている。

    新しいパスポートの内部ページには、イギリスを構成する4地域の代表的な自然風景が描かれる。具体的には、スコットランドのベン・ネヴィスイングランドの湖水地方ウェールズのスリー・クリフス・ベイ北アイルランドのジャイアンツ・コーズウェーが採用され、国全体の自然美を象徴するデザインとなっている。

    内務省によると、新パスポートは新しいホログラム技術や透過加工などの最新の偽造防止機能を備えており、従来よりも確認が容易で改ざんがさらに困難になるという。

    移民・市民権担当大臣マイク・タップ氏は次のように述べている。

    「国王の紋章、象徴的な風景、強化されたセキュリティ機能の導入は、英国パスポートの歴史における新たな時代の幕開けです。我々の公共サービスへの誇りを示すとともに、英国の伝統を称え、今後も世界で最も信頼される安全なパスポートの一つであり続けることを保証します。」

    なお、エリザベス女王の紋章が描かれた旧デザインのパスポートも、有効期限内であれば引き続き使用可能だ。ただし内務省は、旅行を予定している人々に対し、有効期限を確認し、早めに更新手続きを行うよう呼びかけている。

    英国のパスポートの歴史は1915年に始まり、当時「現代的な形式のパスポート」として初めて発行された。1972年には初のセキュリティ機能である**透かし(ウォーターマーク)**が導入され、その後も数十種類の安全対策が追加されてきた。

    今回の刷新は、伝統と最先端技術の融合を象徴するものとされている。