ロンドン大晦日花火、観光客向けチケットが5ポンド値上げへ
2025年10月11日
ロンドン名物の大晦日花火大会のチケット価格が引き上げられ、ロンドン外から訪れる観光客は最大5ポンドの値上げとなる。ロンドン市民は昨年と同じ価格を維持する一方、観光客の料金は最大55ポンドに。市庁舎は「安全対策強化と地域経済への貢献」を理由に挙げている。
ロンドンの新年を彩る恒例イベント「ロンドン・ニューイヤーズ・イブ・ファイヤーワークス」のチケットが10月17日に発売される。今年は約10万人分のチケットが販売予定だが、ロンドン外から訪れる観光客向けのチケットが最大5ポンド値上げされることが明らかになった。
価格はロンドン在住者の場合20ポンドおよび35ポンドで据え置きだが、ロンドン外からの来訪者は40ポンド(前年比14.5%増)および55ポンド(前年比10%増)となる。チケットはTicketmasterのみで正規販売され、他のサイトで販売されるものは無効とされる。
市庁舎によると、今回の値上げは安全対策法「Martyn’s Law(マーティンズ法)」への対応が背景にある。2017年のマンチェスター・アリーナ爆破事件を受けて制定された同法は、200人以上を収容するイベント会場に対し、テロ攻撃時の避難計画などの安全対策を義務づけている。昨年も同法準拠のため、一部の観覧エリアで料金が20ポンドから50ポンドに倍増していた。
ロンドン市庁舎は、チケット販売によってロンドンの経済に1,400万ポンド以上の追加収益がもたらされると試算している。サディク・カーン市長は「この花火大会はロンドンの魅力を世界に発信する絶好の機会であり、観光・飲食業にとっても大きな後押しになる」と述べ、「現地で観覧したい人は早めにチケットを購入してほしい」と呼びかけた。
チケットの第2弾販売は開催日が近づいたタイミングで予定されている。チケットを入手できなかった人は、市内各地のイベントやBBC Oneでの生中継を通じて新年を迎えることができる。