英国の名画家ピーター・ドイグがロンドンの名酒場「マクグリンズ」を再オープンへ
2025年10月8日
ロンドン・キングスクロスの老舗パブ「McGlynn’s(マクグリンズ)」が、英国を代表する画家ピーター・ドイグとギャラリストのパリナズ・モガダッシによって再開されることが明らかに。建物は2025年4月に315万ポンドで購入され、現在改装中。文化的価値を保ちながら営業再開を目指す。
ロンドンの人気パブ「McGlynn’s(マクグリンズ)」が復活する。しかも、その再オープンを手がけるのは、英国を代表する現代画家ピーター・ドイグとそのパートナーでギャラリストのパリナズ・モガダッシだという。『Camden New Journal』の報道によれば、長年のオーナーの死去により2023年から閉店していたキングスクロスの裏通りにあるこの店を、2人が購入したとのことだ。
「マクグリンズ」は、ロンドンでも屈指の隠れ家的パブとして愛されてきた。ブルームズベリーの外れに位置し、観光地からは外れた静かなエリアにある。カーペット敷きの店内にカスクエール(樽生ビール)と常連客に親しまれた猫がいたことでも知られる。
ウィドボーン・ストリートにあるこのパブは2025年初頭、300万ポンド超で市場に出され、最終的に315万ポンドで売却された(写真はZooplaのリスティングより)。物件は「3階建ての大規模パブ」として紹介され、オープンプランのバー、かつての客室9室、マネージャー用の2ベッドルームフラット、そして商業用キッチンに転用可能な大きな地下室を備えている。
ドイグとモガダッシは購入後、パブとしての継続利用を確保するための改装を開始。新しい営業ライセンスの申請も行われており、申請書には「可能な限り元の要素を復元しつつ、現代的な改修を慎重に行うことで、この建物の建築的・歴史的価値を保ちながら、実用的なパブとして機能させる」と記載されている。
再オープンの日程はまだ公表されていないが、ピーター・ドイグの最新展覧会『House of Music』が10月10日にハイドパーク内のサーペンタイン・ギャラリーで開幕する予定だ。ドイグがロンドンのアートとパブ文化を同時に彩ることになりそうだ。