ナナホシテントウが英国で大量発生中、自宅への侵入も増加
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    ナナホシテントウが英国で大量発生中、自宅への侵入も増加

    2025年10月7日

    ハルクインナナホシテントウを中心に、英国各地でナナホシテントウが大量に飛び回り、窓や壁に集まる様子が見られる。専門家によると、これは秋の越冬場所を求める自然な行動によるもの。

    今週、英国の住宅や庭先でナナホシテントウの大群が目撃され、SNS上でも「家の周りがテントウだらけ」と話題になっている。しかし、専門家は過剰に心配する必要はないと説明する。

    UK Centre for Ecology & Hydrologyおよびエクセター大学のヘレン・ロイ教授によれば、冬季はテントウにとって過酷な季節であり、各種テントウは越冬に適した場所を求めて移動する。この時期には暖かい日を利用して、屋内や葉の下などの安全な場所を探すため、特にハルクインナナホシテントウが住宅に侵入することが多い。ナナホシテントウの祖先は洞窟や空洞の樹木などで群れを作って冬を越していたと考えられる。

    ナチュラル・ヒストリー・ミュージアムの甲虫部門上級キュレーター、マックス・バークレイ氏は、屋内に侵入した場合も害はないと説明。「邪魔であれば箱に集めて屋外の建物に移す程度で十分。それ以外はそのままにしておくのが望ましい」としている。

    ハルクインナナホシテントウは英国原産ではなく、2004年に東ロシア、中国、日本から持ち込まれた外来種。体色はオレンジに黒斑や、赤斑の黒色など多様で、寄生虫や病原体を持つこともあるが、人間に対しては無害だとされる。

    また、性病を引き起こす菌類の一種が外骨格に黄色い鱗状の痕として見える場合もあるが、これは人間には影響しない。

    専門家は、今日のテントウ大量発生は単なる秋の自然現象であり、英国が“テントウに占拠された”わけではないと強調している。