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ロンドン地下鉄、労組に新たな賃上げ提案
2025年9月29日
ロンドン地下鉄は、さらなるストライキを回避するため、労働組合に対して新たな3年契約の賃上げ案を提示した。
ロンドン地下鉄(London Underground)は、ストライキ回避に向けた交渉の中で労働組合に新たな賃上げ提案を行った。新提案は3年間の契約で、初年度は3.4%の賃上げ、その後2年目と3年目はRPI(小売物価指数)に連動した賃上げとなる。
今回の提案は、今月初めに5日間のストライキを実施したRMTをはじめ、Aslef、Unite、TSSAなどの交通関連労組に対して提示された。RMTは週労働時間を3時間短縮し、32時間労働に近づける「一歩」を求めている。
RMTのエディ・デンプシー書記長は「新しい提案は全国執行委員会と組合員の協議に付される」と述べ、引き続き組合の方針は組合員の意思によって決まると強調した。
一方、ロンドン交通局(TfL)は労働時間短縮のコストを問題視している。週30分の短縮でも年間3,000万ポンドの負担増となり、32時間労働の実現には2億ポンド以上かかり、システムへの投資が困難になると試算している。
次のストライキ実施には、組合員投票(バロット)が必要であり、賛成多数となれば、最低14日前(労使合意があれば7日前)にTfLへ通告しなければならない。RMTは、過酷なシフト勤務や疲労が深刻な健康問題を引き起こしていると訴えている。