ロンドンのCity Thameslinkが英国で最悪の電車遅延・運休率を記録
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    ロンドンのCity Thameslinkが英国で最悪の電車遅延・運休率を記録

    2025年9月23日

    City Thameslink駅は、過去1年間で英国の主要駅の中で最も運休が多い駅となった。約15万本の予定停車のうち約1/13がキャンセルされたことがORRのデータで明らかになった。

    BBCの分析によると、City Thameslink駅では過去1年間で約150,000本の予定停車のうち約1/13が運休となった。英国全体では約8900万本の停車予定に対し約300万回がキャンセルされた。

    Cat Edgeさん(23歳、サリー在住の学生)は、自身の最寄り駅であるEarlswood駅でも1年で10%の停車がキャンセルされたと話す。特に夜間の運休は安全面でも不安を感じさせるという。

    Sheila O'Donnellさん(73歳、カンブリア州Arnside在住)は、リバプールからの帰宅途中に列車がキャンセルされ、最寄り駅まで徒歩4.5マイル(約7.2km)歩く羽目になったことを明かした。

    ThameslinkおよびNetwork RailのEmma Pickard氏は、信号や電力供給の問題、乗務員の確保、悪天候への耐性向上などに取り組み、サービスの信頼性向上に努めていると説明。運休が避けられない場合も、可能な限り速やかにサービスを復旧させると述べた。

    国土交通省(DfT)は、英国鉄道の再国有化計画の一環として、厳格な運行基準を設け、遅延・運休を削減する方針を示している。最近の4週間ではキャンセル率が低下傾向にあるものの、年間平均では前年よりわずかに増加し3.3%となった。

    Rail Delivery Groupは、極端な天候やインフラ故障、侵入による影響は避けられないとしつつ、視覚的な運行情報マップやDelay Repay制度による補償案内など、乗客支援策を強化している。