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移民1,000人超が1日で小型船で英国到着
2025年9月20日
9月19日金曜日に13隻の小型船で1,072人の移民が英仏海峡を渡り、1日あたりの到着者数が今年3回目で1,000人を超えた。
9月19日金曜日、13隻の小型船により合計1,072人の移民が英仏海峡を渡った。1隻あたり平均80人以上で、今年これで3回目の1日1,000人超えとなり、年間累計は32,103人に達した。
到着前の8日間は、悪天候によりドーバーでの新規移民到着は記録されていなかった。
政府はフランスとの「One In, One Out」制度を通じ、越境する移民に迅速に送還される可能性があることを示すことで抑止効果を狙っている。これまでに、エリトリア人1名、インド人1名、イラン人1名の移民が英国からフランスに送還された。
この制度では、越境した移民は直ちに拘束され、約2週間以内にフランス当局と送還手続きを合意する。1人をフランスに送還するごとに、英国での庇護申請が認められる別の移民が入国する。
副首相デイヴィッド・ラミーは、送還は「即時の抑止力」と評価。一方、保守党影の内務大臣クリス・フィルプは、これまでの送還移民数を「哀れ」と表現し、抑止効果はないと指摘した。