バンクシー
ロンドン
ロンドンの王立裁判所からバンクシーの壁画が除去される
9/10/2025
ストリートアーティスト、バンクシーの壁画がロンドンの王立裁判所の外壁から取り除かれました。裁判所の建物は登録建造物であるため、保存義務があります。
ロンドンの王立裁判所(Royal Courts of Justice)の外壁に描かれたバンクシーの壁画が除去されました。壁画は月曜日にクイーンズビルディングの外壁に現れ、血まみれのプラカードを持つ抗議者が地面に倒れ、ウィッグとガウンを着た裁判官がガベルを振りかざす様子を描いていました。バンクシー自身もInstagramで作品公開を認めています。
この作品は、一部ではパレスチナ・アクションを支持する抗議者の逮捕に対するコメントと解釈されています。パレスチナ・アクションは、RAFの航空機を破壊した活動家たちによる行為を理由に政府によってテロ組織として禁止されました。
裁判所の最高裁判所長官は、裁判官に対する誹謗中傷や危険が増加していることを懸念しており、壁画は建物が登録建造物であるため、保護・維持の義務から除去されることとなりました。壁画の除去は通行人によって撮影され、現在は元の状態に戻されています。
バンクシーは過去にも政府政策、戦争、資本主義を批判する作品を手掛けており、ロンドンでは動物をテーマにした9作品のキャンペーンも行っています。また、西岸地区では分離壁を背景にした作品も制作しています。