トニー賞9冠を誇る、笑って泣ける衝撃作。音楽も楽しく、観劇後には元気をもらえる作品です。
チケットの選び方はチケットの買い方・お得な料金ガイドもあわせてどうぞ。
物語の芯と見どころの紹介です。幕ごとのあらすじと結末は、 読みたい人だけが開ける形で下にまとめています。
二人のモルモン教宣教師が、布教のため派遣されます。行き先はウガンダの村。
一人は成績優秀で自信満々、パリあたりに行けると信じていた青年。もう一人は嘘をつく癖が止まらない、誰からも相手にされてこなかった青年です。二人は、これから自分たちが何一つ役に立たないことをまだ知りません。
村ではエイズと貧困と武装勢力が現実の問題としてあり、教義の話を聞いてくれる人はいない。困り果てた嘘つきのほうが、聖典の中身を思いつくままにでっち上げはじめる——そして、なぜかそれが村人に届いてしまう。
『サウスパーク』の作者が書いた作品なので、下ネタと冒涜が最初から最後まで途切れません。にもかかわらず、宗教を頭ごなしに否定する話にはなっていない。ひどい冗談を浴び続けたあとに、妙に温かいものが残ります。その落差が10年以上ロンドンで満席を続けている理由です。
何でも完璧にこなしてきた青年。自分は特別な役目を与えられると信じていて、その前提が崩れたときに脆い。
友達がいたことがなく、注目されると咄嗟に嘘をつく青年。聖典を読んだことすらない。
村の外に希望があると信じている女性。宣教師の話を最初に真剣に聞く人物。
村をまとめる現実的な男。神の話より目の前の問題を優先している。
都合の悪い感情はすべて「オフにする」ことで解決してきた青年。
トレイ・パーカーとマット・ストーンが、『アヴェニューQ』のロバート・ロペスと組んで書いた作品です。冒涜と下品さの水準は想像どおりで、そこは覚悟が要ります。一方で楽曲は古典的なブロードウェイの作法にきわめて忠実に書かれており、その真面目さと歌詞の下品さの落差そのものが笑いの装置になっています。
散々に茶化しておきながら、着地するのは「物語は事実でなくても人を救うことがある」という地点です。信じている人を嘲笑うのではなく、信じるという行為そのものを扱っている。実際にモルモン教会は公演プログラムに広告を出しており、対立の構図になっていません。
視覚的な笑いもありますが、中心は歌詞の速さと言い回しの捻りです。固有名詞やアメリカの宗教文化を前提にした冗談も多く、英語のハードルは高めです。周りが爆笑している場面で置いていかれる可能性を承知のうえで選ぶ作品になります。
宗教、性、病、貧困のすべてを容赦なく笑いの材料にします。18歳未満は入場できず、下品な表現が苦手な人には勧められません。逆に、その一線を許容できる人にとっては近年で最も完成度の高いコメディ・ミュージカルです。判断材料として先に知っておいてください。
ブック・オブ・モルモン を観る日を決めるための情報です。2026年8月時点。演出の改訂で上演時間が変わることがあるため、当日の予定は 公式サイトの案内も確認したうえで組んでください。
劇場が案内する推奨年齢です。入場制限とは限りません。
歌と台詞が交互に来る一般的な構成です。要点は歌で繰り返されることが多く、台詞を取りこぼしても筋を見失いにくくなっています。アメリカの宗教と時事を題材にした風刺で、笑いの多くが英語圏の文脈に依存します。歌詞も速く、下ネタと固有名詞が入り混じります。年齢の目安が高く設定されている作品です。
Ticketmaster の販売情報より。9月10日(木)時点。休演日や追加公演が変わることがあるため、購入前に公式サイトでご確認ください。
ほか 21 公演。
座席の選び方や最寄り駅はPrince of Wales Theatreの劇場ガイドにまとめています。