- 劇場
- Wyndham's Theatre(Leicester Square (Northern, Piccadilly) 徒歩2分)
- 上演時間
- 2時間15分(休憩20分を含む)
- 年齢の目安
- 12歳以上が目安
- 英語
- 台詞が中心
みんな我が子 のあらすじと見どころ
物語の芯と見どころの紹介です。幕ごとのあらすじと結末は、 読みたい人だけが開ける形で下にまとめています。
戦争が終わって数年後の、アメリカの郊外。庭に、折れた木が倒れています。行方不明のまま帰らない次男のために、母が植えた記念樹でした。
父ジョー・ケラーは、戦時中に航空機部品の工場を経営していました。そこで出荷された欠陥部品が原因で、21人のパイロットが墜落死しています。罪に問われたのは共同経営者だけで、ジョーは無罪になりました。
彼は自分を許しています。家族のためだった、みんなやっていた、と。町の人々も、表向きは受け入れている。
アーサー・ミラーが1947年に書いた戯曲で、一晩のうちに一家が崩壊するまでを描きます。家の外で起きたことに責任はないという理屈が、どこまで通用するのか——その一点を、逃げ場のない構成で問い詰めていきます。
主な登場人物
- ジョー・ケラー父
工場経営者。家族を守るためにしたことだと自分に言い聞かせ、その論理を誰にも崩されずに生きてきた。
- ケイト・ケラー母
行方不明の次男がまだ生きていると信じ続けている。信じることをやめられない理由が、彼女にはある。
- クリス・ケラー長男
戦地から帰った長男。共に戦った仲間を失った経験から、父とは違う倫理を持っている。
- アン・ディーヴァー次男の婚約者だった女性
行方不明の次男の婚約者で、今はクリスと結ばれようとしている。投獄された共同経営者の娘でもある。
- ジョージ・ディーヴァーアンの兄
父を訪ねた帰りに現れる弁護士。父から何を聞いたかが、この夜の均衡を壊す。
この作品の見どころ
一つの庭から、一歩も動かない
全編がケラー家の裏庭で進みます。場面転換がなく、時間もほぼ実時間で流れる。逃げ場のない空間に人物が出入りするだけで、事実が一つずつ明るみに出ていきます。古典的な構成の力を体感できる作品です。
アーサー・ミラーの代表作のひとつ
『セールスマンの死』の作者が1947年に発表した戯曲で、彼の名を確立した作品です。英米の学校教育でも扱われ、繰り返し再演されています。ウエストエンドでは有力な俳優が主役を務めることが多く、演技を観に行く演目として選ばれます。
台詞だけで進む。英語の負荷は高い
歌も派手な演出もなく、会話の積み重ねだけで2時間強が進みます。台詞に含みが多く、誰が何を知っているかが刻々と変わる。英語のハードルは高く、筋を頭に入れずに行くと展開を追いきれません。
重い作品なので、日程の置き方に注意する
笑える場面はほとんどなく、終幕は救いのない形で閉じます。観劇後に気持ちを切り替える時間が要るタイプの作品なので、この日は他の予定を詰めないほうが賢明です。逆に、演劇を観に行く目的がはっきりしている人には強く応えてくれます。
基本情報
観に行く前に
みんな我が子 を観る日を決めるための情報です。2026年8月時点。演出の改訂で上演時間が変わることがあるため、当日の予定は 公式サイトの案内も確認したうえで組んでください。
- 上演時間
- 2時間15分(休憩20分を含む)
- 年齢の目安
- 12歳以上が目安劇場が案内する推奨年齢です。入場制限とは限りません。
- 英語のハードル
- 台詞が中心会話のやりとりで筋が進みます。話の速さや言い回しに慣れが要る一方、状況説明は台詞の中で明示されることが多く、筋そのものは把握しやすい構成です。アーサー・ミラーの戯曲で、家族の会話だけで進みます。言い淀みや沈黙に意味が置かれる作品のため、英語での観劇に慣れている人向けです。
劇場情報
座席の選び方や最寄り駅はWyndham's Theatreの劇場ガイドにまとめています。
