Britain, Argued2026年8月21日

    ロンドン市民の56%がカーン市長の4期目に反対、2024年の投票者も31%

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    ロンドン市民の56%が、カーン市長は2028年に出馬すべきでないと答えました。ただしこの調査の本当の見どころは56%ではありません。2024年に本人へ投票した人の31%が、同じことを言っている点です。

    ロンドン市民の56%がカーン市長の4期目に反対、2024年の投票者も31%

    画像: National Archives / OGL v1.0, via Wikimedia Commons

    News

    ロンドン市民の多くは、カーン市長に4期目を求めていない

    2026年8月のYouGov調査

    YOUGOV: Most Londoners Don't Want Khan to Stand for Fourth Term が伝えた数字は、現職に対するものとしてなかなか容赦がありません。2026年8月20日に報じられた結果です。

    設問結果
    2028年は出馬せず、労働党は別の候補を立てるべき56%
    2016年の就任以降、ロンドンは住みにくくなった55%
    手の届く住宅の状況は悪化した76%
    住宅の状況は改善した5%
    この10年の仕事ぶりは悪かった47%(良かったは40%)

    そして、この調査でいちばん効いている一行。2024年にカーン氏へ投票した人のうち31%が、もう退くべきだと答えています。

    カーン氏は2024年に大勝しており、4期目に出るかはまだ正式表明していません。ただ同年2月、出馬に前向きな姿勢を示したと報じられています。

    Argument

    76対5という数字が出せるのは、なかなかの才能です

    ここからは私見です

    世論調査の数字はたいてい退屈で、52対48を「割れた」と書くのが仕事になります。そこへ76対5。効いているのは、住宅がこの市長の看板政策だったことです。2016年、彼はまさにこれで当選した。10年後、その分野で5%。答案に自分で「得意科目」と書いたうえでの赤点です。

    ただ、本当に見るべきは56%でも76%でもなく31%のほうです。56%自体はそれほど衝撃的ではありません。ロンドンの有権者の半分強は最初から労働党に入れていません。彼らが「辞めろ」と言うのは情報量に乏しい。意味があるのは、2年前に自分の名前を書いた3割が、もう書きたくないと言っていることです。不満なら「改善してほしい」と答えるはずで、「別の人にしてくれ」は改善の見込みそのものを畳んだ状態です。

    これを市長個人の不人気と片付けると読み違えます。住宅供給の多くは各区が、警察予算は中央政府が握り、家賃を決めるのは市場です。56%は、存在しない権限に向けられた期待の裏返しでもあり、誰が座っても似た数字が出ます。

    本人は2026年6月3日の State of London debate で、表明は「いつもの周期どおり、おそらく3年目」と述べています(My London、2026年6月4日)。判断は2027年に持ち越しで、この31%を動かせる時間はまだ1年あります。

    英国のいまを、もう一本。

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